オオサカジン

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Posted by オオサカジン運営事務局 at

2006年07月24日

2日ぶりのエサ投入

朝起きて小さい方のタガメのお腹を水槽の横から覗き込むと、ペッタンコになっていました。
この前ヤマトヌマエビを捕食してから何も食べていないので、お腹が減っている事でしょう。

今週は水曜~金曜まで出張を控えており、タガメの面倒を見ることができません。
なので、直前までに空腹を満たすだけのエサを与えてあげねばなりません。

ヤマトヌマエビは私のお気に入りなので、エサにするのは少し忍びないのも事実です。しかも小赤と比べて値段が高い!ヤマトヌマエビは1匹98円もしましたから。
あのコミカルな動きがカワイイです。金魚の食べ残しも片付けてくれるので重宝します。
そんなエビくんですが、タガメを見てビックリしたのか、突然の脱皮。前触れがあったのかもしれませんが、気付きませんでした。
てっきり1匹死んだのかと思いましたよ・・・^^;

「小さい方」、「大きい方」と呼び分けていますが、一体どの程度の大きさなのか、まだ正確な体長は測定していませんが、一つの目安となる写真を撮影しました。


こちらが「大きい方」です。横に写っている携帯電話と比較するとその大きさの想像がつき易いと思います。デカイです・・・。


これが「小さい方」。小さいといっても多分これで標準くらいじゃないでしょうか。3頭捕獲した時に1頭逃がしましたが、その逃がしたものもこれと同じくらいの大きさでした。

小さい方はハンターとしてはまだ未熟。エサの金魚を取り逃がす事がしばしば。一方大きい方は狙った獲物は逃しません。その違いなのでしょうか、体格にこれだけの差が出るのは・・・。

タガメは本来「待ちのハンター」なのだそうですが、本当に空腹な時にはせっせとエサを追い回す時もあるようです。
たかが「ムシ」と侮っていましたが、タガメは本能でエサの行動パターンを読んでいるような動きをみせます。水槽の中でエサの小赤がタガメと反対側に逃げ、ある一定のところを行ったり来たり。タガメはその行動を沢山の目が集まった複眼でジーっと見詰めています。
そして、ゆっくりとその行ったり来たりする「道」の途中となりそうな場所にそーっとポジション取りをし、その時が来るのを待ちます。
つまり、ある程度考えてその行動になっているような気がしてならないのです。「ムシ」にそんな思考回路が搭載されているのか詳しい事は分かりませんが、そう見えてしまうのです。


小赤を狙う「小さい方」のタガメ。角度的に不利そうな場所にいますが、その複眼がターゲットを確実に捉えています。


あと1歩踏み込めば確実にタガメの射程距離内に入ります。この勝負は小赤に軍配があがりました。

簡単に入手できる金魚ばかりではなく、栄養のバランス?も考えて、ある程度与えるエサのバリエーションを増やさないといけないそうです。こりゃー大変だー・・・

残留農薬の危険性が少ない場所に行ってバッタ類やコオロギなども捕獲してこなければなりませんね。手の掛かる子ほどカワイイもんです。
早く家に帰ってエサをちゃんと食べたかどうか確認したいです。  


Posted by あいる at 17:19Comments(2)

2006年07月24日

今日はおあずけ・・・

タガメを捕獲するのは難しいけど、飼育するのは簡単。
そんな記事がネット上にありました。本当だろうか?
タガメを飼育した経験が無い私にとっては、これから毎日が試行錯誤になるでしょう。

タガメはとにかく農薬に弱い。なので、用意する1つ1つに気を使います。
でも意外な事に、水道水は大丈夫なのだとか。水道水に含まれる塩素には比較的強いとの事。もちろん、念の為にカルキ抜きは入れましたが・・・。

あと、初日で既に大変だなーと思ったのが水質の維持。
タガメが捕食するのは生きたエサ。その強力な消化酵素は金魚の赤色が白色になるくらいに強力です。ボロボロになったエサの死骸はすぐに水質悪化を引き起こします。なので、エサを与えた後、タガメがポイすると同時に拾い上げて捨てるようにせねばならないようです。

昨日から外出していたので、掃除してあげる事ができませんでした。なので、エサもおあずけ・・・。
エサとなるエビくんと金魚ちゃんを撮影してみました。あ、あともちろん主役のタガメくんも。










お腹が減ると、共食いする危険性がグンと増すので、飼育ケースには仕切りを入れて完全に個別部屋となるようにしています。朝起きて見たら1頭がもう1頭に捕食されたな~んて事になったら悲し過ぎますからね!  


Posted by あいる at 04:56Comments(2)

2006年07月23日

一通りの準備をしました

さて、ようやく飼育の準備が整い腹ごしらえしているタガメ達の姿も写真に収める事ができました。
まずは飼育準備に必要となった飼育セットの買い物リスト。

・エサ用の金魚(小赤)10匹280円
・エサ用&掃除用のヌマエビ5匹490円
・金魚用のエサ
・水草1束
・タガメ飼育用のプラ製飼育ケース1,480円
・エサ用の飼育ケース740円
・エアーポンプセット998円
・エアーポンプ用延長ホース
・エアーポンプのホースを2又にする器具
・クワガタ飼育用のクヌギの止まり木
・フェイクの岩
・カルキ抜き
合計約5,700円。

大きい方のタガメのお腹がぷっくりと膨らんでいるのに対して、小さい方のタガメは平べったい。つまり空腹という事なのでしょう。早速エサ用に購入した小赤とエビを入れてみることに。




















早速捕食されたのはヤマトヌマエビ。
一瞬の出来事でした。攻撃エリアとなる「射程距離」にエビが入った瞬間、大きな鎌状になったタガメの腕が(うなりを上げたかどうかは分かりません・・・^^;)エビの体を完全に捉えました。

ついこの前まで間違えた知識で覚えていたのですが、タガメはエサとなる魚やカエルなどの「血を吸う」のではなく、口吻と呼ばれる針金のような口器官で獲物の体内に消化液を注入しエサの肉を溶かして吸うのだそうです。
この消化液には加水淡白分解酵素と麻酔毒が含まれているのだとか。時にタガメは自身の2~4倍もの大きさのエサを捕食します。この時に相手がジタバタと暴れないようにもこの麻酔効果はうまく使われているようです。
ネット上で調べてみると、タガメが捕食した大型のエサとして、トノサマガエルやニジマス、イワナといったものから、自身の3倍はあろうかというカメや、硬い殻で覆われ、強いハサミを持ったアメリカザリガニ、しまいにはアオダイショウまで捕食している写真がありましたからオドロキです!!

昔懐かしい日本の里山の風景には、様々な生物が存在しました。その中でも水田の生態系において鳥類と並ぶ生態系の頂点に君臨するのがこのタガメ。食欲も旺盛で非常に獰猛。
この身なりでは想像し難いですが、昆虫なので飛ぶこともできますし、走ると意外と速い!それでいて毒も持っている!見た目からも、ハッキリ言ってエイリアンですね。^^

そんな「昆虫の王様」タガメも、開発の波には勝てなかった・・・。農薬にはからっきし弱い!農薬散布による直接の影響だけでなく、タガメが捕食するエサが農薬に汚染されていてもダメ・・・。汚染されたエサを捕食するとスグに死んでしまうという実験結果が出ているそうです。

なので、逆に言うと、今回タガメが捕れた場所は農薬を使わない農業がなされている、昔の日本の里山のありし姿がいまだに残されているという事です。
もちろん、これだけ食欲旺盛なタガメが数多く捕獲されている事からも、多様な生態系があり、豊富なエサがあるんでしょう。

是非次回は夜ではなく、日が昇っているうちに訪れてみたいです。  


Posted by あいる at 12:20Comments(0)

2006年07月22日

記念すべき初捕獲!

その日は突然にして訪れました。
Kとタガメを捕りに行くのはまだまだ先だなーと思っていた矢先に電話があり、
K:「もしもし、今晩行くか?」
私:「クワガタ捕り?」
K:「タガメのスポットに!」
私:「おぉぉーマジでぇ!行こう行こう!」
K:「ちょっと遠いで。こっから1時間は掛かるで~(大阪市内からだと1.5時間)」
※場所は残念ながら記載できません。

逸る気持ちを抑えて山道、田舎道に車を走らす事およそ1.5時間。予定より時間が掛かりました。
道中はというと、街路灯もロクに無いような「超ド田舎」です。クルマを走らすときはずぅーっと「ハイビーム」。真っ暗で何も見えません・・・。^^;

着いた場所には数本の水銀灯があり、そこの明かりを目指した飛んで着た様々な昆虫がしたに落ちてバタバタしていました。

1つ1つ落ちている昆虫を懐中電灯で確認していくとカブトムシの姿が。


K曰く、水銀灯近くの溝の辺りを念入りに・・・と、言われた直後でした!!!
大きな茶色の枯葉が動いていると思いよく見ると、遂にタガメを発見!!!

記念すべき初捕獲の写真!!

その後、次々と捕獲し、結局2人併せて3匹の捕獲をしました。
一部のネット上の情報によると、既に和歌山や奈良などでは絶滅したとまで報告されているタガメを、ズブのシロウトの私がいきなり初日に捕獲できたのは奇跡としか言いようがありません。

3匹の内1匹は他の2匹と比較しても相当デカイ!いずれも立派な成虫でした。
これだけ貴重なタガメを3頭とも持ち帰るのは、飼育面を考慮しても難しい為に断念し、1頭は返す事にしました。持ち帰ったのは飛びぬけてデカイものと、たまたまそいつにくっついていた標準サイズ?のものとにしました。

「タガメを捕りに行こうぜ!」と勢いで来てしまい、幸運にも実現できてしまいましたが、そういえば、肝心の飼育準備が何もできていない・・・。
道中の疲労が心配ですが(←もちろんタガメの)、早起きして早速水槽や食料の確保といった準備を早急にせねば!!  


Posted by あいる at 04:49Comments(2)

2006年07月21日

タガメ棲息の情報が!

30歳を目前にしたいい歳のオッサンとなりましたが、毎年この季節になるとクワガタ捕りやホタル鑑賞と、里山へ繰り出す事が多い私です。

そんな同じような趣味を持つ10年来の友人が地元におり、彼(Kとでも呼びましょう!)と共に今週も仕事が終わってからの深夜に山へ繰り出す事になりました。目指すはヒラタクワガタ!これが中々捕れないんですよ~T T

いつもの「スポット」への道中に、Kと車の中で話しているとタガメを捕獲した事があるとの情報が!何でもその情報は昨年夏の情報との事で非常に有力なものでした。
環境省レッドリスト<絶滅危惧II類>に指定されているタガメは本当にそう簡単には見つからないそうです。事実、ネット上で捕獲した人たちの記事がブログや某巨大掲示板のスレッドなどにも書き込みされていましたが、道のりは相当厳しいものとなりそうです。

そんな中での貴重な情報が身近なところから入ったのは何とも恵まれているじゃないですか~!早速色々質問してみると、昨年の実績はKと同行したそのスポットの情報主の2人で何と30匹!!

う~ん、あり得ないですね・・・。なぜなら、私がネット上で調べた情報によると、既に関西地区であれば多くの府県で既に事実上の「絶滅」状態があちこちから報告されていますから。

とりあえず、その場所に次回案内してもらう事になりました。
お互いの仕事の関係で中々時間の調整がうまくいくかどうか分かりませんが・・・。^^;
とにかく楽しみです!  


Posted by あいる at 01:22Comments(0)

2006年07月20日

はじめに

6歳年上の兄の影響で、小さい頃から動物、特に昆虫への興味は人一倍強く、野山にいる昆虫はほとんど飼育した事がありました。クワガタ、カブトムシ、カマキリ、バッタといった定番のものから、タマムシ、ハンミョウ、オケラなどのマイナー?なものまで・・・。

そんな私が一番夢中になって飼育したものの1つが水棲昆虫。字の如く、水辺に棲息する昆虫で、ゲンゴロウやミズカマキリ、タイコウチといったその多くが他の生物を捕食する肉食性の昆虫です。定番のゲンゴロウやミズカマキリ、タイコウチ以外にもアメンボ、コオイムシ、マツオムシ、ミズスマシ、ガムシも飼育した事があります。これら水棲昆虫は20年前の当時では少し山に行けば容易に捕獲できました。

多くの水棲昆虫を飼ったことがありましたが、タガメだけは別格でした。見た事があるのは、デパートで売られているものと、図鑑だけ。当時でも既に希少価値のある昆虫として高値で売買されていたのを覚えています。

あれから20年近くの歳月が流れ、昆虫の飼育からも離れた状態でしたが、ふとしたキッカケでまた昆虫飼育をしたくなりました。そのキッカケこそがタガメの存在です。小さい頃に図鑑や兄から聞いた情報のままでストップした自分の知識・情報なので、明らかに不足しています。
「学びたい」という気持ちもあり、ゼロからのスタートでタガメを飼育してみたいと思います。

その前にまずはタガメを入手せねば・・・。さて、今は「タガメ事情」はどうなっているんでしょうか・・・。
そこから始めないといけませんね。^^;  


Posted by あいる at 23:26Comments(2)