オオサカジン

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2006年07月23日

一通りの準備をしました

さて、ようやく飼育の準備が整い腹ごしらえしているタガメ達の姿も写真に収める事ができました。
まずは飼育準備に必要となった飼育セットの買い物リスト。

・エサ用の金魚(小赤)10匹280円
・エサ用&掃除用のヌマエビ5匹490円
・金魚用のエサ
・水草1束
・タガメ飼育用のプラ製飼育ケース1,480円
・エサ用の飼育ケース740円
・エアーポンプセット998円
・エアーポンプ用延長ホース
・エアーポンプのホースを2又にする器具
・クワガタ飼育用のクヌギの止まり木
・フェイクの岩
・カルキ抜き
合計約5,700円。

大きい方のタガメのお腹がぷっくりと膨らんでいるのに対して、小さい方のタガメは平べったい。つまり空腹という事なのでしょう。早速エサ用に購入した小赤とエビを入れてみることに。
一通りの準備をしました

一通りの準備をしました

一通りの準備をしました

一通りの準備をしました

一通りの準備をしました

一通りの準備をしました

一通りの準備をしました

一通りの準備をしました

一通りの準備をしました

一通りの準備をしました

早速捕食されたのはヤマトヌマエビ。
一瞬の出来事でした。攻撃エリアとなる「射程距離」にエビが入った瞬間、大きな鎌状になったタガメの腕が(うなりを上げたかどうかは分かりません・・・^^;)エビの体を完全に捉えました。

ついこの前まで間違えた知識で覚えていたのですが、タガメはエサとなる魚やカエルなどの「血を吸う」のではなく、口吻と呼ばれる針金のような口器官で獲物の体内に消化液を注入しエサの肉を溶かして吸うのだそうです。
この消化液には加水淡白分解酵素と麻酔毒が含まれているのだとか。時にタガメは自身の2~4倍もの大きさのエサを捕食します。この時に相手がジタバタと暴れないようにもこの麻酔効果はうまく使われているようです。
ネット上で調べてみると、タガメが捕食した大型のエサとして、トノサマガエルやニジマス、イワナといったものから、自身の3倍はあろうかというカメや、硬い殻で覆われ、強いハサミを持ったアメリカザリガニ、しまいにはアオダイショウまで捕食している写真がありましたからオドロキです!!

昔懐かしい日本の里山の風景には、様々な生物が存在しました。その中でも水田の生態系において鳥類と並ぶ生態系の頂点に君臨するのがこのタガメ。食欲も旺盛で非常に獰猛。
この身なりでは想像し難いですが、昆虫なので飛ぶこともできますし、走ると意外と速い!それでいて毒も持っている!見た目からも、ハッキリ言ってエイリアンですね。^^

そんな「昆虫の王様」タガメも、開発の波には勝てなかった・・・。農薬にはからっきし弱い!農薬散布による直接の影響だけでなく、タガメが捕食するエサが農薬に汚染されていてもダメ・・・。汚染されたエサを捕食するとスグに死んでしまうという実験結果が出ているそうです。

なので、逆に言うと、今回タガメが捕れた場所は農薬を使わない農業がなされている、昔の日本の里山のありし姿がいまだに残されているという事です。
もちろん、これだけ食欲旺盛なタガメが数多く捕獲されている事からも、多様な生態系があり、豊富なエサがあるんでしょう。

是非次回は夜ではなく、日が昇っているうちに訪れてみたいです。



Posted by あいる at 12:20│Comments(0)
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