2006年07月24日
タガメの捕食
タガメが大きな鎌で獲物を捕まえると、すかさず口吻という針状になった口を獲物の体内に差込ます。差し込んだと同時に、外部消化を始めます。獲物のたんぱく質を分解させる為に、プロテアーゼを始めとした消化酵素を送り込むそうです。
口吻は、蚊と同じようにその先端を顕微鏡で拡大すると細かなノコギリ上の歯がついており、その歯を使って獲物の肉や血管を切り裂いて口吻を差し込んでいくようです。
⇒タガメの口吻の歯
またプロテアーゼについて調べてみると、たんぱく質を分解する消化酵素で「プロテイン」と加水分解
(水と反応して分解する)を意味する接尾辞の「アーゼ」からつくられた造語なんだそうです。
へぇ~・・・。

朝の出勤前に放り込んでおいたエサの小赤を帰宅してから確認すると、やはり捕食された後でした。消化酵素により金魚の赤色までもが抜け切っており、白っぽくなってすっかり生気が無くなっています。

自然死した小赤とその色の違いを比較すると分かりやすいかもしれません。
上が自然死した金魚。下がタガメに捕食された金魚です。全体に色が抜けているのと、ゼラチン質が多い目の部分が比較的消化されやすかったのでしょうか、原型が無くなるまで消化されています。
口吻は、蚊と同じようにその先端を顕微鏡で拡大すると細かなノコギリ上の歯がついており、その歯を使って獲物の肉や血管を切り裂いて口吻を差し込んでいくようです。
⇒タガメの口吻の歯
またプロテアーゼについて調べてみると、たんぱく質を分解する消化酵素で「プロテイン」と加水分解
(水と反応して分解する)を意味する接尾辞の「アーゼ」からつくられた造語なんだそうです。
へぇ~・・・。

朝の出勤前に放り込んでおいたエサの小赤を帰宅してから確認すると、やはり捕食された後でした。消化酵素により金魚の赤色までもが抜け切っており、白っぽくなってすっかり生気が無くなっています。

自然死した小赤とその色の違いを比較すると分かりやすいかもしれません。
上が自然死した金魚。下がタガメに捕食された金魚です。全体に色が抜けているのと、ゼラチン質が多い目の部分が比較的消化されやすかったのでしょうか、原型が無くなるまで消化されています。
Posted by あいる at
23:13
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2006年07月24日
2日ぶりのエサ投入
朝起きて小さい方のタガメのお腹を水槽の横から覗き込むと、ペッタンコになっていました。
この前ヤマトヌマエビを捕食してから何も食べていないので、お腹が減っている事でしょう。
今週は水曜~金曜まで出張を控えており、タガメの面倒を見ることができません。
なので、直前までに空腹を満たすだけのエサを与えてあげねばなりません。
ヤマトヌマエビは私のお気に入りなので、エサにするのは少し忍びないのも事実です。しかも小赤と比べて値段が高い!ヤマトヌマエビは1匹98円もしましたから。
あのコミカルな動きがカワイイです。金魚の食べ残しも片付けてくれるので重宝します。
そんなエビくんですが、タガメを見てビックリしたのか、突然の脱皮。前触れがあったのかもしれませんが、気付きませんでした。
てっきり1匹死んだのかと思いましたよ・・・^^;
「小さい方」、「大きい方」と呼び分けていますが、一体どの程度の大きさなのか、まだ正確な体長は測定していませんが、一つの目安となる写真を撮影しました。

こちらが「大きい方」です。横に写っている携帯電話と比較するとその大きさの想像がつき易いと思います。デカイです・・・。

これが「小さい方」。小さいといっても多分これで標準くらいじゃないでしょうか。3頭捕獲した時に1頭逃がしましたが、その逃がしたものもこれと同じくらいの大きさでした。
小さい方はハンターとしてはまだ未熟。エサの金魚を取り逃がす事がしばしば。一方大きい方は狙った獲物は逃しません。その違いなのでしょうか、体格にこれだけの差が出るのは・・・。
タガメは本来「待ちのハンター」なのだそうですが、本当に空腹な時にはせっせとエサを追い回す時もあるようです。
たかが「ムシ」と侮っていましたが、タガメは本能でエサの行動パターンを読んでいるような動きをみせます。水槽の中でエサの小赤がタガメと反対側に逃げ、ある一定のところを行ったり来たり。タガメはその行動を沢山の目が集まった複眼でジーっと見詰めています。
そして、ゆっくりとその行ったり来たりする「道」の途中となりそうな場所にそーっとポジション取りをし、その時が来るのを待ちます。
つまり、ある程度考えてその行動になっているような気がしてならないのです。「ムシ」にそんな思考回路が搭載されているのか詳しい事は分かりませんが、そう見えてしまうのです。

小赤を狙う「小さい方」のタガメ。角度的に不利そうな場所にいますが、その複眼がターゲットを確実に捉えています。

あと1歩踏み込めば確実にタガメの射程距離内に入ります。この勝負は小赤に軍配があがりました。
簡単に入手できる金魚ばかりではなく、栄養のバランス?も考えて、ある程度与えるエサのバリエーションを増やさないといけないそうです。こりゃー大変だー・・・
残留農薬の危険性が少ない場所に行ってバッタ類やコオロギなども捕獲してこなければなりませんね。手の掛かる子ほどカワイイもんです。
早く家に帰ってエサをちゃんと食べたかどうか確認したいです。
この前ヤマトヌマエビを捕食してから何も食べていないので、お腹が減っている事でしょう。
今週は水曜~金曜まで出張を控えており、タガメの面倒を見ることができません。
なので、直前までに空腹を満たすだけのエサを与えてあげねばなりません。
ヤマトヌマエビは私のお気に入りなので、エサにするのは少し忍びないのも事実です。しかも小赤と比べて値段が高い!ヤマトヌマエビは1匹98円もしましたから。
あのコミカルな動きがカワイイです。金魚の食べ残しも片付けてくれるので重宝します。
そんなエビくんですが、タガメを見てビックリしたのか、突然の脱皮。前触れがあったのかもしれませんが、気付きませんでした。
てっきり1匹死んだのかと思いましたよ・・・^^;
「小さい方」、「大きい方」と呼び分けていますが、一体どの程度の大きさなのか、まだ正確な体長は測定していませんが、一つの目安となる写真を撮影しました。

こちらが「大きい方」です。横に写っている携帯電話と比較するとその大きさの想像がつき易いと思います。デカイです・・・。

これが「小さい方」。小さいといっても多分これで標準くらいじゃないでしょうか。3頭捕獲した時に1頭逃がしましたが、その逃がしたものもこれと同じくらいの大きさでした。
小さい方はハンターとしてはまだ未熟。エサの金魚を取り逃がす事がしばしば。一方大きい方は狙った獲物は逃しません。その違いなのでしょうか、体格にこれだけの差が出るのは・・・。
タガメは本来「待ちのハンター」なのだそうですが、本当に空腹な時にはせっせとエサを追い回す時もあるようです。
たかが「ムシ」と侮っていましたが、タガメは本能でエサの行動パターンを読んでいるような動きをみせます。水槽の中でエサの小赤がタガメと反対側に逃げ、ある一定のところを行ったり来たり。タガメはその行動を沢山の目が集まった複眼でジーっと見詰めています。
そして、ゆっくりとその行ったり来たりする「道」の途中となりそうな場所にそーっとポジション取りをし、その時が来るのを待ちます。
つまり、ある程度考えてその行動になっているような気がしてならないのです。「ムシ」にそんな思考回路が搭載されているのか詳しい事は分かりませんが、そう見えてしまうのです。
小赤を狙う「小さい方」のタガメ。角度的に不利そうな場所にいますが、その複眼がターゲットを確実に捉えています。
あと1歩踏み込めば確実にタガメの射程距離内に入ります。この勝負は小赤に軍配があがりました。
簡単に入手できる金魚ばかりではなく、栄養のバランス?も考えて、ある程度与えるエサのバリエーションを増やさないといけないそうです。こりゃー大変だー・・・

残留農薬の危険性が少ない場所に行ってバッタ類やコオロギなども捕獲してこなければなりませんね。手の掛かる子ほどカワイイもんです。

早く家に帰ってエサをちゃんと食べたかどうか確認したいです。
Posted by あいる at
17:19
│Comments(2)
2006年07月24日
今日はおあずけ・・・
タガメを捕獲するのは難しいけど、飼育するのは簡単。
そんな記事がネット上にありました。本当だろうか?
タガメを飼育した経験が無い私にとっては、これから毎日が試行錯誤になるでしょう。
タガメはとにかく農薬に弱い。なので、用意する1つ1つに気を使います。
でも意外な事に、水道水は大丈夫なのだとか。水道水に含まれる塩素には比較的強いとの事。もちろん、念の為にカルキ抜きは入れましたが・・・。
あと、初日で既に大変だなーと思ったのが水質の維持。
タガメが捕食するのは生きたエサ。その強力な消化酵素は金魚の赤色が白色になるくらいに強力です。ボロボロになったエサの死骸はすぐに水質悪化を引き起こします。なので、エサを与えた後、タガメがポイすると同時に拾い上げて捨てるようにせねばならないようです。
昨日から外出していたので、掃除してあげる事ができませんでした。なので、エサもおあずけ・・・。
エサとなるエビくんと金魚ちゃんを撮影してみました。あ、あともちろん主役のタガメくんも。





お腹が減ると、共食いする危険性がグンと増すので、飼育ケースには仕切りを入れて完全に個別部屋となるようにしています。朝起きて見たら1頭がもう1頭に捕食されたな~んて事になったら悲し過ぎますからね!
そんな記事がネット上にありました。本当だろうか?
タガメを飼育した経験が無い私にとっては、これから毎日が試行錯誤になるでしょう。
タガメはとにかく農薬に弱い。なので、用意する1つ1つに気を使います。
でも意外な事に、水道水は大丈夫なのだとか。水道水に含まれる塩素には比較的強いとの事。もちろん、念の為にカルキ抜きは入れましたが・・・。
あと、初日で既に大変だなーと思ったのが水質の維持。
タガメが捕食するのは生きたエサ。その強力な消化酵素は金魚の赤色が白色になるくらいに強力です。ボロボロになったエサの死骸はすぐに水質悪化を引き起こします。なので、エサを与えた後、タガメがポイすると同時に拾い上げて捨てるようにせねばならないようです。
昨日から外出していたので、掃除してあげる事ができませんでした。なので、エサもおあずけ・・・。
エサとなるエビくんと金魚ちゃんを撮影してみました。あ、あともちろん主役のタガメくんも。





お腹が減ると、共食いする危険性がグンと増すので、飼育ケースには仕切りを入れて完全に個別部屋となるようにしています。朝起きて見たら1頭がもう1頭に捕食されたな~んて事になったら悲し過ぎますからね!
Posted by あいる at
04:56
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