2006年08月14日
水生昆虫の食欲は旺盛
日課となってきた深夜の観察。
主要な水生昆虫をかなりカバーしてきた我が家の水槽。バラエティーに富んできました。
水生昆虫の多くは肉食性。獰猛なハンターばかりです。獰猛で肉食性という点に飼育するにあたっての楽しみが沢山あります。ハンティングし、獲物を捕らえる捕食シーンは被写体として非常に美しい。そう感じるのは私だけなのでしょうか・・・。
今夜の水槽はまさにサバイバル。喰って喰われてと、どいつが生き残る事ができるのかわかりません。

↑まず犠牲になったのがマツモムシ。タイコウチの幼虫はミズカマキリの幼虫を2匹捕食したが空腹を満たせなかったようです。ちょうど胸と腹の甲羅の継ぎ目に口吻を突き刺して消化酵素を送り込んでいます。しばらくマツモムシのオール状の後ろ足がピクついていましたが20分ほどで息絶えていました。

↑大型のヤゴ。何トンボの幼虫なのか詳細は分からないですが、捕獲した数十匹のヤゴの中で最も大きい個体です。ヤゴはもちろんトンボの幼虫ですが、こいつも肉食性。折り畳まれた大きなアゴで獲物を捕食します。見た感じはエイリアンみたいですね・・・。お尻からは吸い込んだ水を一気に噴射して推進力を発生させるロケット照射も装備しています。これによりハイスピードで動き回ることができますが、連続した加速は吸い込んだ水の量により限界があります。

↑タガメの1齢幼虫。残念ながら死んでいました。指先に置くとその小ささがよく分かると思います。これを水槽の中でデジカメで撮影するとなるとかなり大変です・・・。

↑水槽の中でひときわ動き回るハイイロゲンゴロウ。シャッターチャンスをくれません・・・。獰猛なゲンゴロウの一種。大きさは小さいものなのですが、捕食する際には強力なアゴで獲物を噛み砕きます。その際に消化酵素を送り出し、口の周りの毛でろ過しながら食すといわれています。

↑シオヤトンボのヤゴでしょうか?ちょっと種類まで特定できません・・・。
比較的大きなこのヤゴを捕食したのはコオイムシ。

↑勝者の宴?タイコウチとコオイムシが接近した場所でそれぞれ捕食し、腹を満たしているところです。

↑何度か脱皮した様子のタガメの幼虫。最大の水生昆虫だけあって大きな体となる為に幼虫時期からも他の水生昆虫を圧倒する食欲。狙いは右横に写っている小さな魚。残念ながら捕食する事はできませんでした。

↑コオイムシは更に別のヤゴまでも捕食。さっき別のヤゴを捕食したばかりなのに・・・。
結構たくさんのヤゴを捕ってきましたが、こりゃーこの調子だと捕ってきたヤゴが全滅するのもあっという間でしょうね。大変だ・・・。
主要な水生昆虫をかなりカバーしてきた我が家の水槽。バラエティーに富んできました。
水生昆虫の多くは肉食性。獰猛なハンターばかりです。獰猛で肉食性という点に飼育するにあたっての楽しみが沢山あります。ハンティングし、獲物を捕らえる捕食シーンは被写体として非常に美しい。そう感じるのは私だけなのでしょうか・・・。
今夜の水槽はまさにサバイバル。喰って喰われてと、どいつが生き残る事ができるのかわかりません。

↑まず犠牲になったのがマツモムシ。タイコウチの幼虫はミズカマキリの幼虫を2匹捕食したが空腹を満たせなかったようです。ちょうど胸と腹の甲羅の継ぎ目に口吻を突き刺して消化酵素を送り込んでいます。しばらくマツモムシのオール状の後ろ足がピクついていましたが20分ほどで息絶えていました。

↑大型のヤゴ。何トンボの幼虫なのか詳細は分からないですが、捕獲した数十匹のヤゴの中で最も大きい個体です。ヤゴはもちろんトンボの幼虫ですが、こいつも肉食性。折り畳まれた大きなアゴで獲物を捕食します。見た感じはエイリアンみたいですね・・・。お尻からは吸い込んだ水を一気に噴射して推進力を発生させるロケット照射も装備しています。これによりハイスピードで動き回ることができますが、連続した加速は吸い込んだ水の量により限界があります。

↑タガメの1齢幼虫。残念ながら死んでいました。指先に置くとその小ささがよく分かると思います。これを水槽の中でデジカメで撮影するとなるとかなり大変です・・・。

↑水槽の中でひときわ動き回るハイイロゲンゴロウ。シャッターチャンスをくれません・・・。獰猛なゲンゴロウの一種。大きさは小さいものなのですが、捕食する際には強力なアゴで獲物を噛み砕きます。その際に消化酵素を送り出し、口の周りの毛でろ過しながら食すといわれています。

↑シオヤトンボのヤゴでしょうか?ちょっと種類まで特定できません・・・。
比較的大きなこのヤゴを捕食したのはコオイムシ。

↑勝者の宴?タイコウチとコオイムシが接近した場所でそれぞれ捕食し、腹を満たしているところです。

↑何度か脱皮した様子のタガメの幼虫。最大の水生昆虫だけあって大きな体となる為に幼虫時期からも他の水生昆虫を圧倒する食欲。狙いは右横に写っている小さな魚。残念ながら捕食する事はできませんでした。

↑コオイムシは更に別のヤゴまでも捕食。さっき別のヤゴを捕食したばかりなのに・・・。
結構たくさんのヤゴを捕ってきましたが、こりゃーこの調子だと捕ってきたヤゴが全滅するのもあっという間でしょうね。大変だ・・・。
Posted by あいる at
10:33
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2006年08月14日
再びタガメの里へ~1齢幼虫ゲット!~
お盆休みですね~。
週末金曜日の深夜に死んだオスタガメの代わりとなるオムコさんを探しに再度タガメを捕獲した地へ行く事にしました。
前回3頭も成虫を捕獲できた水銀灯の下をくまなく探したのですが残念ながら全く見つけることができませんでした。唯一見つけたのは干乾びたタガメの死体のみ・・・
この場所の付近では必ずタガメが生活できるような水場があるはず!と思い、付近を探してみると、いかにもいそうな場所がありました。
水田へ水を引き込む為の用水路の水が田んぼへ流れ込む場所。ちょうど流れも緩やかで直径1m近くが水溜りになっています。
水がとにかくキレイ
なので、夜中でライトをあてると水中にいる生物が沢山いるのが確認できました。
流れ込みの付近を中心に網を入れ、泥ごとすくい上げると沢山の生き物が捕れました。
・エビ(正式な名前は何て名前なんでしょう・・・物凄い小さいエビでした。透明でキレイです)
・マツモムシ
・タイコウチ(幼虫)
・タガメ(1齢幼虫)
少しすくっただけでこれだけの生き物を捕まえる事ができました。
カナダモの群生があり、非常に豊富な生態系の存在する水田。早速捕まえたこれらを持ち帰る事に
※今回から新たに購入したCanon IXY Digital 800ISというデジカメで撮影します。このブログの為に購入したといっても過言じゃないです・・・

↑タイコウチの幼虫。サソリを連想させるその攻撃的な姿が大好きです。
昔は田舎のお婆ちゃんの家に行くと、近所の用水路によくいたのですが、最近では滅多に見ることができません。私が小学生の当時、デパートで1匹600円で売られていたのを鮮明に覚えています。

↑マツモムシも田んぼにいました。こいつは変わってて、仰向けで水面を滑るように泳ぎます。何で仰向けなんだろう・・・

↑ちなみにひっくり返ってうつ伏せになった状態で水面を泳ぐマツモムシはこんな感じです。普段は背中を見せない格好で泳いでいるので背中の模様を見たのは初めてでした。結構カラフルな模様をしています。ぶっちゃけちょっとキモイ・・・。
マツモムシはオールの形状をした長い後ろ足を巧みに使ってハイスピードで水面を泳ぎ、水面に落下した昆虫を捕獲し、その体液を吸い取る肉食の昆虫です。
水生のカメムシの一種ですが、不用意に手で捕まえると刺される事があるので注意しなければなりません。私も今回網からケースへ移すときにチクリ
とやられました。。。

↑600万画素のデジカメでマクロモードでも写すのが困難なくらいに小さなタガメの1齢幼虫。体長は5mm程度でしょうか。こんなカワイイ赤ちゃんも成虫ともなると水田の王様として君臨する70mmもの大きなタガメになるんですから・・・。

↑お腹を空かせたタイコウチの幼虫がマツモムシを捕獲したシーン。
タイコウチの幼虫の力がまだ弱く、マツモムシは強力な後ろ足のキックで簡単に振り切っていました。

↑タイコウチの幼虫がようやく捕獲したのは小さなエビ。タイコウチを捕獲した場所にはこの小さなエビが何十匹といたので、恐らく普段から一番の主食となっている食べなれたエサなのでしょう。
またまた一段と賑やかになった我が家の水槽。
タガメの1齢幼虫を捕獲できたので、孵化する事のなさそうな卵塊を諦めてこいつを育てていきたいですね。
こんなに小さなベビータガメだと食べれる大きさのエサを相当数捕獲しておかないといけません。
そんなわけで近日中に赤ちゃんタガメ用のエサ捕りに行く事にします。
↓そして翌々日↓
待ちきれず再度タガメの里へ。
今回は初めて日中の訪問となりました。夜中の視界が悪い中で見えてた風景とかなり異なり、思ったほどの田舎ではありませんでした。
意外にも近くには多くの集落があり、お盆休みもあって道路はかなりの交通量。
早速いつもの捕獲場所近くの水田、溜池と渡り歩きました。

↑水田に水を引き込む為の溜池。近所には住宅地もありました。
決してお世辞にもキレイな水とは見えません。こんなところにどんな生き物がいるんだろう・・・。
半信半疑で水草が群生している付近や落ち葉が沈殿している箇所を中心に網を入れてみると、いるわいるわ、色んな生き物が!!

↑一昨日に続いてマツモムシもゲット!群れで大量にいました。この池では珍しくも何ともありません。w

↑これまた小学生の時以来のミズカマキリ!名前の通りカマキリとそっくりの姿です。
タイコウチよりも更にスリムな形ですが、カマキリ同様に肉食です。
最終的には3匹のミズカマキリをゲット。いずれも幼虫。成虫ともなれば、大きいもので全長50mm近くになりますが、今回捕獲したのは20mmに満たない大きさです。

↑泥の中をすくうと、大きなヤゴとドジョウが。ヤンマ系のトンボのヤゴでしょうか・・・。ちょっと種類までは分からないです。ご存知の方がいらっしゃれば教えて下さい!

↑泥に隠れているヤゴ。どこにいるか分かりますか??
写真の中央にいますよ~。動かないと中々見つける事ができません。

↑溜池のある場所は水田に囲まれています。タガメの存在が確認できているので、付近では農薬を使っていない水田といえるのでしょうか。
たかが虫捕り。とはいえこの真夏の強い日差しの中では思った以上に体力を消耗します。
着ていたシャツがビショビショになるほど汗をかきました。
写真撮影しながらの捕獲は厳しかったので、続きは家に帰って水槽へ移した時に撮影することにしました。

↑今回一番嬉しかったのがこのタガメの幼虫。何齢幼虫なのでしょうか?
大きさは先日捕獲したコオイムシとほぼ同じ。
網に入ったときは一瞬「コオイムシ?」と思いましたが、羽が生えていない事と何よりも目が違います。赤い色した目は威圧感があり王者の末裔を感じました。(←ちと大袈裟ですね・・・笑)

↑タイコウチの幼虫がミズカマキリの幼虫を捕獲したシーン。厳しい自然の掟は肉食の生き物同士でも関係なし!強いものが弱いものを喰う。単純明快な自然のメカニズムがここにもあるんですね。

↑溜池にマツモムシと同じくらいに群生していたのがガムシ。パッと見た感じではゲンゴロウと似てますが、こっちは雑食。
私が小学生の頃は近所の田んぼにもガムシとハイイロゲンゴロウは普通にいました。
今ではこのガムシも珍しくなっているそうです。

↑タガメの1齢幼虫。今回タガメの1齢幼虫は全部で3匹ゲット。網の目と同じくらいの大きさなので、よく目を凝らさないと見落としてしまいそうでした。自分でもよく見つけたな~と感心したほどに小さいです。

↑比較的大きいタガメの幼虫(何齢幼虫?)が早速ヤゴを捕食したシーン。赤い目が不敵な笑みをうかべてるようにみえます・・・。さすがにタガメの幼虫だけあって獰猛で、この直前には自分と同じくらいの大きさのエビを捕食したばかりでした。

↑人間の赤ん坊の小指くらいの大きさはあろうかと思う大型のヤゴを捕食しているメスの成虫のタガメ。70mmの巨体を維持させるには沢山の獲物を捕獲しなければなりません。これくらいのエサだとおやつ程度でしょうか・・・。

↑タガメの針金状になったクチ=「口吻」が透き通ったヤゴの体内で動き回っている様子を撮影しました。その様子をムービーでも撮影したので後ほどYouTubeへアップしてみようと思います。
そのムービーでは、獲物の体内をまるで舐め回すかのように口吻を動かしている様子が分かります。まさに文字通り「外部消化」です。獲物の体内を自分の胃袋のように活用しています。

↑中程度の大きさのヤゴを捕食。コオイムシもおこぼれにあずかることができました。

↑ハイイロゲンゴロウもゲットしました。ちょこまかとせわしなく動き回るカワイイやつです。
ガムシと違ってこいつは生粋の肉食。
種類が一気に増えたので飼育する楽しみもそれにつれてアップしました。
毎日の観察が楽しみです♪
週末金曜日の深夜に死んだオスタガメの代わりとなるオムコさんを探しに再度タガメを捕獲した地へ行く事にしました。
前回3頭も成虫を捕獲できた水銀灯の下をくまなく探したのですが残念ながら全く見つけることができませんでした。唯一見つけたのは干乾びたタガメの死体のみ・・・

この場所の付近では必ずタガメが生活できるような水場があるはず!と思い、付近を探してみると、いかにもいそうな場所がありました。
水田へ水を引き込む為の用水路の水が田んぼへ流れ込む場所。ちょうど流れも緩やかで直径1m近くが水溜りになっています。
水がとにかくキレイ

流れ込みの付近を中心に網を入れ、泥ごとすくい上げると沢山の生き物が捕れました。
・エビ(正式な名前は何て名前なんでしょう・・・物凄い小さいエビでした。透明でキレイです)
・マツモムシ
・タイコウチ(幼虫)
・タガメ(1齢幼虫)
少しすくっただけでこれだけの生き物を捕まえる事ができました。
カナダモの群生があり、非常に豊富な生態系の存在する水田。早速捕まえたこれらを持ち帰る事に

※今回から新たに購入したCanon IXY Digital 800ISというデジカメで撮影します。このブログの為に購入したといっても過言じゃないです・・・


↑タイコウチの幼虫。サソリを連想させるその攻撃的な姿が大好きです。
昔は田舎のお婆ちゃんの家に行くと、近所の用水路によくいたのですが、最近では滅多に見ることができません。私が小学生の当時、デパートで1匹600円で売られていたのを鮮明に覚えています。

↑マツモムシも田んぼにいました。こいつは変わってて、仰向けで水面を滑るように泳ぎます。何で仰向けなんだろう・・・


↑ちなみにひっくり返ってうつ伏せになった状態で水面を泳ぐマツモムシはこんな感じです。普段は背中を見せない格好で泳いでいるので背中の模様を見たのは初めてでした。結構カラフルな模様をしています。ぶっちゃけちょっとキモイ・・・。
マツモムシはオールの形状をした長い後ろ足を巧みに使ってハイスピードで水面を泳ぎ、水面に落下した昆虫を捕獲し、その体液を吸い取る肉食の昆虫です。
水生のカメムシの一種ですが、不用意に手で捕まえると刺される事があるので注意しなければなりません。私も今回網からケースへ移すときにチクリ


↑600万画素のデジカメでマクロモードでも写すのが困難なくらいに小さなタガメの1齢幼虫。体長は5mm程度でしょうか。こんなカワイイ赤ちゃんも成虫ともなると水田の王様として君臨する70mmもの大きなタガメになるんですから・・・。

↑お腹を空かせたタイコウチの幼虫がマツモムシを捕獲したシーン。
タイコウチの幼虫の力がまだ弱く、マツモムシは強力な後ろ足のキックで簡単に振り切っていました。

↑タイコウチの幼虫がようやく捕獲したのは小さなエビ。タイコウチを捕獲した場所にはこの小さなエビが何十匹といたので、恐らく普段から一番の主食となっている食べなれたエサなのでしょう。
またまた一段と賑やかになった我が家の水槽。
タガメの1齢幼虫を捕獲できたので、孵化する事のなさそうな卵塊を諦めてこいつを育てていきたいですね。
こんなに小さなベビータガメだと食べれる大きさのエサを相当数捕獲しておかないといけません。
そんなわけで近日中に赤ちゃんタガメ用のエサ捕りに行く事にします。
↓そして翌々日↓
待ちきれず再度タガメの里へ。
今回は初めて日中の訪問となりました。夜中の視界が悪い中で見えてた風景とかなり異なり、思ったほどの田舎ではありませんでした。
意外にも近くには多くの集落があり、お盆休みもあって道路はかなりの交通量。
早速いつもの捕獲場所近くの水田、溜池と渡り歩きました。

↑水田に水を引き込む為の溜池。近所には住宅地もありました。
決してお世辞にもキレイな水とは見えません。こんなところにどんな生き物がいるんだろう・・・。
半信半疑で水草が群生している付近や落ち葉が沈殿している箇所を中心に網を入れてみると、いるわいるわ、色んな生き物が!!

↑一昨日に続いてマツモムシもゲット!群れで大量にいました。この池では珍しくも何ともありません。w

↑これまた小学生の時以来のミズカマキリ!名前の通りカマキリとそっくりの姿です。
タイコウチよりも更にスリムな形ですが、カマキリ同様に肉食です。
最終的には3匹のミズカマキリをゲット。いずれも幼虫。成虫ともなれば、大きいもので全長50mm近くになりますが、今回捕獲したのは20mmに満たない大きさです。

↑泥の中をすくうと、大きなヤゴとドジョウが。ヤンマ系のトンボのヤゴでしょうか・・・。ちょっと種類までは分からないです。ご存知の方がいらっしゃれば教えて下さい!

↑泥に隠れているヤゴ。どこにいるか分かりますか??
写真の中央にいますよ~。動かないと中々見つける事ができません。

↑溜池のある場所は水田に囲まれています。タガメの存在が確認できているので、付近では農薬を使っていない水田といえるのでしょうか。
たかが虫捕り。とはいえこの真夏の強い日差しの中では思った以上に体力を消耗します。
着ていたシャツがビショビショになるほど汗をかきました。
写真撮影しながらの捕獲は厳しかったので、続きは家に帰って水槽へ移した時に撮影することにしました。

↑今回一番嬉しかったのがこのタガメの幼虫。何齢幼虫なのでしょうか?
大きさは先日捕獲したコオイムシとほぼ同じ。
網に入ったときは一瞬「コオイムシ?」と思いましたが、羽が生えていない事と何よりも目が違います。赤い色した目は威圧感があり王者の末裔を感じました。(←ちと大袈裟ですね・・・笑)

↑タイコウチの幼虫がミズカマキリの幼虫を捕獲したシーン。厳しい自然の掟は肉食の生き物同士でも関係なし!強いものが弱いものを喰う。単純明快な自然のメカニズムがここにもあるんですね。

↑溜池にマツモムシと同じくらいに群生していたのがガムシ。パッと見た感じではゲンゴロウと似てますが、こっちは雑食。
私が小学生の頃は近所の田んぼにもガムシとハイイロゲンゴロウは普通にいました。
今ではこのガムシも珍しくなっているそうです。

↑タガメの1齢幼虫。今回タガメの1齢幼虫は全部で3匹ゲット。網の目と同じくらいの大きさなので、よく目を凝らさないと見落としてしまいそうでした。自分でもよく見つけたな~と感心したほどに小さいです。

↑比較的大きいタガメの幼虫(何齢幼虫?)が早速ヤゴを捕食したシーン。赤い目が不敵な笑みをうかべてるようにみえます・・・。さすがにタガメの幼虫だけあって獰猛で、この直前には自分と同じくらいの大きさのエビを捕食したばかりでした。

↑人間の赤ん坊の小指くらいの大きさはあろうかと思う大型のヤゴを捕食しているメスの成虫のタガメ。70mmの巨体を維持させるには沢山の獲物を捕獲しなければなりません。これくらいのエサだとおやつ程度でしょうか・・・。

↑タガメの針金状になったクチ=「口吻」が透き通ったヤゴの体内で動き回っている様子を撮影しました。その様子をムービーでも撮影したので後ほどYouTubeへアップしてみようと思います。
そのムービーでは、獲物の体内をまるで舐め回すかのように口吻を動かしている様子が分かります。まさに文字通り「外部消化」です。獲物の体内を自分の胃袋のように活用しています。

↑中程度の大きさのヤゴを捕食。コオイムシもおこぼれにあずかることができました。

↑ハイイロゲンゴロウもゲットしました。ちょこまかとせわしなく動き回るカワイイやつです。
ガムシと違ってこいつは生粋の肉食。
種類が一気に増えたので飼育する楽しみもそれにつれてアップしました。
毎日の観察が楽しみです♪
Posted by あいる at
01:31
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