2006年08月15日
タガメの幼虫の捕食
捕獲したタガメの幼虫の中で比較的大きい2匹のタガメ。
1つの飼育ケースにコオイムシ、タイコウチ、ゲンゴロウと捕食者たちがひしめき合う状態は非常に危険。タガメの幼虫同士でも共食いするリスクを考えて、この2匹だけは別々の小さな専用の飼育ケースへ移すことにしました。
幸い「タガメの里」で田んぼに群生していたカナダモを大量に持ち帰っていたので、多少飼育ケースが増えても十分に対応できます♪
水草はタガメたちがハンティングする際の足場となるだけでなく、ヌマエビやヤゴ、ドジョウなどエサとして放り込んだ生き物達にとっても絶好の隠れ場。大人気スポットになります。

↑早速捕まえられたのは体長10mm程度のスジエビ。タガメの幼虫よりちょっと大きいくらいですが、その体格差を補うかのように、タガメの幼虫は捕獲した際に全身を使って獲物の体に乗り掛かります。まさに「馬乗り」。まだ小さな鎌状の前脚とその他4本の脚をうまくつかって、獲物が暴れても決して振り落とされません。

↑捕まったスジエビは卵を腹に抱えていました。1分程度でタガメの口吻から注入される消化酵素により動きが止まります。

↑5分経過したくらいから、スジエビの透明な体が赤味を帯びてきました。
ちょうど、エビを茹でたり、焼いたりした時のような色合いです。
エビなどの甲殻類では甲羅や殻の下に元来より赤い色素を持っており、その色素がたんぱく質結合することによって赤以外の色に見えています。
加熱や消化酵素による化学反応により、そのたんぱく質との結合を破壊することで本来の色合いが出てくる為に赤くなります。

↑熱帯魚屋さんで10匹200円で購入したメダカ。大きさ的に今のタガメの幼虫の体格にピッタリです。ちょっと残酷な気もしないでもないですが、これも自然の摂理。自然界では日常的に行われているシーンです。

↑タガメやコオイムシなど、水生の肉食カメムシはオシッコをしながら捕食する事がよくあります。お尻にある呼吸管を突き出すスタイルをしている時に油断して撮影しているとカメラに向かってオシッコを引っ掛けられる事がよくあります・・・。
このブログに掲載している写真は、被写体となる虫たちとレンズの距離は大よそ20mmまで接近していますので、よける事はできません・・・。
1つの飼育ケースにコオイムシ、タイコウチ、ゲンゴロウと捕食者たちがひしめき合う状態は非常に危険。タガメの幼虫同士でも共食いするリスクを考えて、この2匹だけは別々の小さな専用の飼育ケースへ移すことにしました。
幸い「タガメの里」で田んぼに群生していたカナダモを大量に持ち帰っていたので、多少飼育ケースが増えても十分に対応できます♪
水草はタガメたちがハンティングする際の足場となるだけでなく、ヌマエビやヤゴ、ドジョウなどエサとして放り込んだ生き物達にとっても絶好の隠れ場。大人気スポットになります。

↑早速捕まえられたのは体長10mm程度のスジエビ。タガメの幼虫よりちょっと大きいくらいですが、その体格差を補うかのように、タガメの幼虫は捕獲した際に全身を使って獲物の体に乗り掛かります。まさに「馬乗り」。まだ小さな鎌状の前脚とその他4本の脚をうまくつかって、獲物が暴れても決して振り落とされません。

↑捕まったスジエビは卵を腹に抱えていました。1分程度でタガメの口吻から注入される消化酵素により動きが止まります。

↑5分経過したくらいから、スジエビの透明な体が赤味を帯びてきました。
ちょうど、エビを茹でたり、焼いたりした時のような色合いです。
エビなどの甲殻類では甲羅や殻の下に元来より赤い色素を持っており、その色素がたんぱく質結合することによって赤以外の色に見えています。
加熱や消化酵素による化学反応により、そのたんぱく質との結合を破壊することで本来の色合いが出てくる為に赤くなります。

↑熱帯魚屋さんで10匹200円で購入したメダカ。大きさ的に今のタガメの幼虫の体格にピッタリです。ちょっと残酷な気もしないでもないですが、これも自然の摂理。自然界では日常的に行われているシーンです。

↑タガメやコオイムシなど、水生の肉食カメムシはオシッコをしながら捕食する事がよくあります。お尻にある呼吸管を突き出すスタイルをしている時に油断して撮影しているとカメラに向かってオシッコを引っ掛けられる事がよくあります・・・。
このブログに掲載している写真は、被写体となる虫たちとレンズの距離は大よそ20mmまで接近していますので、よける事はできません・・・。
Posted by あいる at 01:28│Comments(0)
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