さぁ~て寝るかぁ~
と風呂に入ろうと思い、タガメの飼育ケースの近くを通ったところ、やっぱりその後どうなったのか気になって仕方ありません。
飼育ケースのフタを開けて覗き込むと神秘的なシーンが展開されていました。
そうです、やはり私がネット上で調べたとおり、この2匹はツガイだったんです!
↑上に覆いかぶさっている格好になっているのがオス。鎌状の前脚がピーンと伸びているのが印象的です。人間でいうところの「バビンスキー反応」でしょうか?笑
バビンスキー反応とは、性的なオーガニズムに達した時(要するにイッタ時です・・・)に、無意識の中で足の指が開いてしまう現象のことです。
性行為の中で快感を感じるのは人間だけという事を聞いた事があるのですが、本当に気持ちいいかどうかはムシにも聞いてみないとわからんハズです・・・^^;
↑更に拡大した写真。写っている岩はフェイクです。昨日産み付けられた卵はここに産み付けられていました。
↑高出力のLEDライトをフラッシュ代わりに照射していますが、全く動じません。
フタを開けたり、水面が揺れたり、振動が伝わるような事が多少あっても気にしていない様子です。
↑オスとメスの尾の先端が交差しています。交差している真ん中に白っぽいものが見えます。これが生殖器のようです。アップで写真を写そうと接写モードに切り替えてカメラを近づけようとしたのですが、角度的に厳しい・・・。これ以上近づけるとなると水槽を大きく動かす事になり、交尾を妨げそうなので、諦めました。
それに、生殖器を写されるとなると、タガメ夫婦も怒るでしょうから・・・
↑向かって左がオスで、右がメス。体の大きさが違う事からもその区別がつきやすいです。
通常、昆虫ではオスが小さく、メスが大きいというパターンは多いです。
しかも、カマキリや女郎グモ(クモは昆虫ではありませんが・・・)のように、メスが産卵の後にオスを喰っちゃうっていうケースも珍しくありません。
仲睦まじく見えるこの光景も今だけかもしれません。産卵後にはまた透明の壁で仕切りをさせてもらいましょう。共食い防止の為に。
↑ジーっと動く様子が無く時間だけが過ぎていきます。出来る事ならその後も見届けたいのですが、もう眠くて仕方ない・・・。
今でちょうどタガメが我が家にやってきて1週間。
思い返せば奇跡とも言うべき出来事の連続でした。
タガメの生息地を知っている人が身近にいた事。そして行った当日にいきなり捕獲できた事。しかも、3頭も!この時点ですでに奇跡と言っても過言じゃ~ありません。それくらいに捕獲が難しいらしいのですから。
更に卵も確認でき、飼育している2頭がツガイである事が判明し、交尾しているところまで確認できました。
夢のような1週間です。
明日(厳密には今日)はこの夢の始まりとなった地を再び訪れ、どのような場所でどのくらいの自然が残されているのかを確認し、彼らが食べていたエサを捕り、調査してみたいと思います。
前回が真夜中だっただけに、案内された場所がどんなであるかが全く分かりませんから。
さて、そろそろ寝るとしますか。早く起きないといけないので・・・zzzz